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飲食店から見た予約キャンセルについて

■気軽にキャンセルする身勝手な人々

 

 『私が知っているモテる男の人たちは複数の飲食店を事前に予約してスマートに入店できるようにしてる』なんてツイートをしたどこかの美容ライターさんが炎上しているらしい。

 

 「人に迷惑をかけない」って当たり前のことを子供のころに教わらなかったのかな…?かわいそうにね。

 

 

 数年前まで飲食業界にいた僕の視点から見ても、ずいぶん身勝手なツイートだなと感じます。ノーショウやドタキャンを前提にした予約の取り方はやめてほしい。

 だいたい、こういうのはスマートな入店とは言わないよね。

 予約しなくてもスッと入れるぐらい馴染みの店がある人のほうがよほど格好いいと思うけど。

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 飲食店でノーショウやドタキャンがあったらどうするのかというと、予約をしないで来店されるお客様もけっこういるので、なんとかならないこともないのです(そりゃ店としては、予約で席を埋めたいというのが本音ですが…)。

 しかし、その日はなんとかできたとして、一部の身勝手なお客様のためにご予約をお断りすることになった他のお客様がかわいそうです。人気店だと、何か月も前から予約してやっと席が取れて、その日を楽しみに来店されるお客様もいるんですから。

 

 実際のところ、こういうのはフリー来店のお客様でたぶん穴埋めできます。そのあたりの采配は店長の腕次第。団体予約のそれに比べたら2名様ぐらい誤差の範囲ですわ。働いている人間からすると非常に不愉快ですが、あんなボロカスに叩かれるほどのことでもないんじゃないの…って感じもします。

 

 もっとタチの悪いのは『予約していないのに予約したと言い張るモンスター客』である。はぐれメタル並みに珍しい存在ですが、これは本当に面倒くさい(何度か遭遇しました)。

 うまく空席があればなんとでもなりますが、だいたい満席時に出現するから困る。

 よくあるパターンは、近くにある同業態のまったく違う店や、同じ屋号だけど別の支店に予約していた、ってやつです(『予約しただろ!!店長を呼べ!』『どうしてくれるんだ!!』なんて怒り狂っているところで、その別の店から電話がかかってきたりして発覚する)。この手の人は落ち着いて考えるという回路が欠けているのか、激昂して人の話を聞いてくれません。おまけに間違いに気付いても謝りもしない。難儀なことです。

 でも、これも飲食店あるあるかなぁ…

 

 もちろん本当に予約漏れの場合もあります。

 僕が働いていた店では、ご予約を受けたら「本日は〇〇が承りました」と担当者の名前を告げ、前日までに予約確認の電話を入れる、といった決まりを作っていました。

 いろいろ工夫しても予約台帳の書き間違いなんかでやらかしてしまうことがあるので、繁忙期の予約はかなり神経を使います。客単価の高い店だと、予約の取りかた次第で10万単位で売り上げが変わるので、不慣れな人には任せられない仕事です。

 

 年末は飲食店にとって最大の繁忙期です。12月は休みなんて取れなかったし、毎年、大晦日も元日も働いてました(気がついたら年が明けてたなぁ…)。

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 いまとなっては懐かしささえ感じます。笑