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年末の運送屋さんは忙しい

■物流業界の小話

 

 年末は大小さまざまな荷物が動く時期で、物流業界はどこも忙しい。

 大手の宅急便はもちろん、個人を対象にしない運送会社も、です。荷物が動かなければ売上(=収入)にもつながらないので、忙しいのは喜ばしいことなんですけどね。

 昨今はドライバーの高齢化もあって慢性的な人材不足。ちょっとタイミングが悪いとトラックがない(荷物があるのに運んでくれる車がつかまらない…!)なんて事態も普通に起こる。これ、繁忙期はよくあります。トラックを手配することを『配車』といいますが、配車がうまくいかないと担当者はすこぶる機嫌が悪いです。笑

 

 僕は元ドライバーで、病気で運転ができなくなったので同じ会社の倉庫部門に転籍させてもらって現在の職場にいます。荷物を運ぶ人と、出荷する人。どちらも経験できたのは、この業界で働くうえではプラスに捉えたほうが良いかもしれません。

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 運送の仕事というのは、基本的には大きなトラックに乗ると給料が上がっていく仕組みです。運ぶ荷物が増えたぶん1台あたりの売上が増えますから、2tよりも4t、4tよりも10tのほうが高収入なわけです。

 会社によってバラ積みの仕事ばかり請ける地獄(特に真夏はね 笑)のようなところもあれば、パレット輸送中心の楽ちんなところまでさまざま。余裕のある会社はパレット輸送の仕事が中心ですね。あ、筋肉つけたい人はバラ積みのところで働くとムキムキの筋肉マンになれます。腰とか痛めるかもしれませんけど。

 年齢的には30~40代がほとんどじゃないかと思います。軽貨物なんかだと50代すら通り越しておじいちゃんのドライバーも普通にいますが、業界自体のブラックなイメージが強いので若い世代はほぼ入ってきません。1人で働くのが好きな人にはうってつけの仕事なんですけどね。免許さえあれば働けますしね。

 ブラックって簡単にいっちゃいますが、超激務なうえにコンプライアンス?なんですかそれ?」みたいな本当にヤバいツヤ消しのブラックからグレーな会社、それなりに楽でそこそこ高収入なんて天国のようなホワイトまで、会社によって差が激しい。なので、「あ、この会社ヤバいわ」と思ったらさっさと見切りをつけるのが正解です。

 あと、非常に珍しいですが、若い女性がデカいトレーラーを運転してくることがあります(コンテナ輸送のトレーラーだと、ドライバーは荷積みも荷降ろしもしないのが普通)。いつもは不愛想なリフトマンのおっさんたちがやけに親切になっているのがおもしろいです。笑

 

 動く荷物が多いということは、出荷している倉庫も忙しくなります。だいたい定時に終われるように工程を組んで人を配置しますが、あまりに忙しいと集中力が続きません。サボるのは論外、でもぶっ続けで頑張りすぎても良いことはなにもないので、適度な休息も必要です。

 疲れていたり、慌てていたりすると人間はミスをします。

 倉庫に荷物を預けているメーカーさんや商社さんにしてみれば、オーダーしたものがそのとおりに出荷されるのが当たり前。誤出荷や破損が重なれば信用を失うので、それは絶対に防がなければいけませんし、起きてしまったなら対策を取らなければいけません。

誤出荷や破損を防ぐ体制づくりや職場環境の改善、というのも仕事の一部だったりします。改善といっても、やってみないと分からないところも多いので、これがなかなか悩ましい。

目下のところ、必要以上に個人に依存している部分は変えていきたいと思っています。『仕事の属人化』ってやつですね。ある部分の担当者がいないと仕事がうまく回らない、というのは好ましくない。もっとも、人間には得意なことと不得意なことがあるので、そのあたりは相互理解が不可欠です。いまの職場に何年いるかわかりませんが、バランスを取りながら一体感のある職場環境を作れるようにしたいと思います。