natsume.blog

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チタンの輝き

■チタンスキュワー

 自転車のパーツです。

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 シャフトとロックナットがチタンで出来ています。台湾製のようですが、ネジ山の一部に切り屑がついているなど品質的にはもう一歩かなぁ、という印象。まあ安かったので多少のことは気にしませんが。。。

 

 ミニベロからロードバイクまで、スポーツサイクルでは「クイックリリースレバー」がよく使われています。輪行やメンテナンスの際にホイールを簡単に取り外すことができる便利な機構です。

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 ロードバイクに使っている旧RECORDのクイックリリースレバー。

 カムを組み込んだレバーを押し下げることでホイールを固定します。特に軽くもないのですが、カンパニョーロのレバーは少ない力でしっかり固定できるところが素晴らしい。それとデザインが好きなので、この旧型をずっと使っています。

 

 クイックリリースレバーは1927年にカンパニョーロの創業者、トゥーリョ・カンパニョーロが作りました。当時は蝶ナット(ウイングナット)で車輪を固定していました。変速機はすでに発明されていましたが、故障しやすかったうえに、女子供が使う物という観念が強かった時代。後輪の両側に歯数の異なるギアを取り付け(ダブルコグといいます)、ウイングナットを緩めて、車輪をひっくり返すことでギアを使い分けていました。

 レーサーだったトゥーリョさんは、真冬のレース中、かじかんだ手でウイングナットを緩めることができず難儀したことがきっかけでこの発明に至ったそうな。クイックリリースレバーは現在のカンパニョーロの原点なんですね。

 

 さて、「スキュワー」にはこのクイック機構がなく、ロックナットを締めこんで固定します。工具がなければ外せなくなり、盗難予防になります。ワンアクションで外せるクイックリリースよりは安全。

 それから構造がシンプルなぶん軽量に作れることがメリットですが、100gも変わらないので軽量化の恩恵としては誤差の範囲内でしょうね。

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 鉄ともアルミとも違う鈍い輝きが独特の雰囲気をもっています。

 自転車乗りとバイク乗りはチタンパーツ好きな人が多い気がします。

 偏見かなぁ 笑

 

 

 ロードバイクでチタンフレームをメインにするメーカーはいくつもありますが、最高峰はイタリアのパッソーニでしょうか。受注はすべてオーダーメイドのみという潔さ。自動車でいえばロールスロイスみたいな存在です。仕様にもよりますが、完成車で200~250万円ぐらい。たぶん違う世界の乗り物です。

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溶接跡の処理がめちゃくちゃキレイ。

買うのは無理でも一度は実物を見てみたいもんです:)