natsume.blog

Something about cars, bikes, cooking and many other things.

自販機のコーンポタージュ

 職場にある自販機

 信じがたいことに、僕の職場の近くにはコンビニがない。

 なので、あったかい飲み物が買えるのはこの自販機しかありません。こき使われすぎて、もうボタンが何個か反応しなくなっている過労気味の自販機さん。やたら缶コーヒーが多いのはなぜなのか(やっぱり一番売れるから?)。冬ですしおしることかはちみつレモンとかないんですか。甘くてホットなやつ。

 

 愛煙家の方は缶コーヒー好きですよね。

 僕はタバコは吸いません。煙より甘味が好きです。

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 冬の定番コーンポタージュがあるのはありがたい(あとココアも)。

 なぜかたまに飲みたくなりますね、そんな美味しいもんでもないですけど。 

 最後のコーンの粒が底に残って取れないという、人々を残念な気持ちにさせる飲み物ですが、こんな感じで飲み口の下あたりを少しへこましておくと、粒を残さずに飲めるみたいです(学問的にはベルヌーイの定理流体力学のお話だそうで)。

 

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 しかし絶対にひと粒も残らないか、と言われるとそんなことはなく、缶を軽く揺らして中身を回すように飲んでもさほど変わりはないように思えます。何度かやってみましたが、個人的にはそこまで差を感じませんでした。どうしたベルヌーイ。

 

 

 日本の自販機を支えるお仕事

 自販機の補充やメンテをするベンディングサービスという仕事があります。

 学生時代にアルバイトで働いたことがありますが、仕事内容が超ウルトラスーパーハードでした。

 まず、自販機の多くは屋外にあるので、雨の日は基本濡れながら働いてます。カッパはありますが、いちいち着ているほどヒマじゃないのでトラックに積みっぱなし。台風の日はこの世の終わりのような気分になります。

 飲料のケースのダンボール。雨の日、こいつが濡れると重さで底が抜けます。手が濡れていて滑ることもあります。路上に落ちると傷モノになって販売できなくなるので、ずぶ濡れになりながらも、とにかく絶対に、どんな理由があっても傷をつけてはいけません。なおベテランの社員さんはヘコんだ缶を元に戻す魔法が使えるので、多少のヘコみは許してくれます。

 

 さらに夏はペットボトル飲料が大量に売れる(=補充も増える)ので、荷揚げがとにかく辛い。朝から全身汗だくです(500mlペットボトル、1ケース24本=約13㎏あります)。

 一例を挙げますと、某パン工場の休憩室では4階、エレベーターなし、毎日200本補充、階段で荷揚げという、見ただけで気絶しそうなロケーションでした。スポーツクラブもお茶やスポーツドリンクが大量に売れるので似たようなものですが、どこもエレベーターがあるのでまだ楽なほうです。

 

 そのほかにも販売商品の入れ替え、賞味期限チェック、自販機の掃除、空き缶回収、売上金と釣銭の管理、トラブル対応、など自販機に付随するさまざまな仕事があります(お金に関わることは社員さんがします)。

 重たい飲料を持つのでギックリ腰など身体を痛めて辞めていく人が多いようです。社員さんは筋肉質なナイスガイになりますが、食事を摂るヒマがないことが多く、みんなスリムでした。

 なぜそんなに急ぐのかというと、残業の制限があり20時を過ぎると強制的に消灯されるので、とにかく早く帰社しないと間に合わないんだそうです(そこの営業所はそういう方針でした)。急かされても無理なもんは無理だと思いますけどね。なんとも恐ろしい労働環境でした。

 

 日本には約250万台もの自販機があり、すでに飽和状態と言われていますが、それを陰で支えている人たちがたくさんいるんですね。

 おかげさまであったかい飲み物が買えてありがたいです:)