natsume.blog

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デザインの美しさ

 個人的な好みの話です。

 

 国内でも素晴らしいフレームを作るメーカーはいくつもありますが、そのデザインに関しては海外メーカーに一日の長があるように思います。

 自転車競技はイタリア、フランス、スペイン、オランダなどユーロ圏で盛んですが、デザインの方向性には違いがあります。フレームの素材もスチール、アルミ、カーボンと時代によって変遷してきました。

 未来にはどんなデザインが生み出されてくるのか楽しみです。

 

 

1985 Cinelli Laser Pista

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 スチールフレームの溶接部分をフィン加工し流麗に仕上げた、80年代のエアロフレームの先駆的存在、チネリ・レーザー。

 ロウ付けした繋ぎ目をすべて手作業で磨くという、とてつもない手間をかけて作られていました。チネリは自社の工房を持たず、ペゼンティの工房で作られていた話は有名ですね。200台ほど製作され、半分以上はフルオーダーメイドだったようです。美しいだけでなく高い性能を併せ持ち、当時の世界記録をいくつも塗り替えています。

 レーザーはロードフレーム、前後異径など様々なタイプが製作されていますが、このピスタ(トラックレーサー)はシンプルで最も美しいです。

 MOMA ニューヨーク近代美術館にも収蔵されています。

 

 

 1989 COLNAGO C35

 コルナゴ創業35周年記念車、フェラーリと共同開発したカーボンモノコックフレーム。これがいまから30年前のロードバイクとは。。。

 まだツールドフランスもクロモリフレーム全盛の時代です。さぞセンセーショナルな出来事だったことでしょう。  

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 この美しいブルーのカラーリングは色気がありますね。

 ペイントは、この時代は職人がエアブラシで一台ずつ手塗りしていました。コルナゴは他のイタリアメーカーに比べても、とりわけ凝ったペイントが魅力的です。

 レースで勝利することが絶大な広告効果を生むところは自動車やオートバイと共通しています。コルナゴも多くのプロチームに機材を供給し、レースでの勝利を量産しているメーカーです。

 

 前述のとおりチネリは自社の工房を持たなかったために、知名度はありますがレースの世界からは遠く離れてしまった印象があります。しかし、既存の枠組みにとらわれない自由なデザインはいまだに健在です。

 チネリは単に速く走ることだけに価値を見出しているわけではないのかもしれませんね。

 レーザー、日本には何台あるのかなぁ。。。