natsume.blog

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ねがお

深夜3時ごろ

目が覚めて最初にする日課は、子どもの寝顔を見ることです。

彼女はあまり寝相が良いとはいえず、布団からはみ出していたり、おなかが丸出しだったり、どうかすると頭と足が逆になって寝ていたりして、毎日見ても飽きません。僕も小さい頃ものすごく寝相が悪かったらしいので、きっと同じような感じだったに違いない。

 

この子は普通に産まれてくることが出来ず、胎盤剥離のため出産時は帝王切開、仮死状態でした。それも未熟児で、一刻を争う危機状態だったためすぐ他の大きな病院に転送され、2か月間NICU(新生児集中治療室)で過ごしました。病院に着くのがあと5分遅ければ助からなかったと先生に告げられ、心の底から安堵したことを覚えています。

その日、僕は普段なら絶対に起きない夜中にふと目を覚まし、嫁さんの異変に気付いて救急車を呼んでいます。もしあの時間に目が覚めなかったなら、どうなっていたか。いまだに、あれは何か不思議な力が働いていたとしか思えません。

 

彼女を初めて抱っこしたのは産まれてから3か月を過ぎたころでした。男性はみんな同じようなものだと思いますが、なんだか壊れそうなものを抱えているようで、嬉しいような不安なような、妙な感じがしたものです。

出産時に5分ほど仮死状態だったので、脳に障害が残らないか心配でした。定期的に検診があり、MRIや知能検査なども受けました。ちなみに、1歳くらいまでに異常が見つからなければ後遺症の問題はほとんどないようです。

いま7歳になる彼女は、元気でやんちゃで、ときどきわがままで、でも人に気遣いのできる優しい子です。右目の視力に少し問題があり、医療用の眼鏡を付けていますが、良くなりつつあります。

 

人は、歩き始めたそのときから、もうひとりの人になる。

いつかきっと、君にもわかるときがくる。

自分が望まれて産まれてきたこと。

鬱陶しいくらい、たくさんの人が愛してくれていること。

愛おしい人。どうか僕よりも幸せな人生を送ってほしい。