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恋と愛の違いについて考えてみる

恋と愛は違うものだ。

『恋は求めるもの。愛は与えるもの。』これは、高校の先生が言っていた。

当時はいまひとつ理解できなかった。僕には単純に経験がなかった。

「人を好きになる」というのがどういうことなのかも、よくわからなかった。そもそも異性に対して、いや同性に対してさえ、他人には何か得体のしれない怖さのようなものを感じていて、壁を作っていたのは僕のほうだったのだから。

思春期の男の子とは、概してそういうものなんだろうか。

 

三十代も半ばを過ぎておっさんになった現在は、なんとなくわかる。

僕は優しさぐらいしか取り柄のない残念な男なので、恋愛経験は多くない。とてもじゃないが人様にアドバイスができるような経験値はないし、いまさらそんな経験を積みたいとも思わないけれど、そんな僕でさえ、人の恋話を聞いていると、なんだか一方通行で身勝手だなぁと感じることがある。恋とは自分の幸せ、自己中心的なものなのだ。悪くいえば好意の押し付けであり、愛情表現に見返りを求めるのが恋なのだろう。

 

僕のような人間が、不思議なご縁があって家族に恵まれたことは本当に有難いことだと思う。そのときは気付かなくても、振り返ってみれば、人との出会いはご縁をいただいているのだと感じる。「一生のうちに出会う必要のある人には、必ず出会うようにできている」という言葉もあるけれど、これはひとつの真理なのかもしれない。

愛とは、人の良い面も悪い面も、すべてを受け入れることであり、相手のために何かしてあげたいと真心から思いやり、慈しむことが愛なのだろう。

その人に喜んでもらうためにはどうすれば良いか考えるようになったら、それはすでに愛なのだろう。だから先生は、愛は与えるものだと言ったのだと思う。

それはお互いの幸せなのだ。

 

愛は、気が付けばそこにある:)